老若男女を問わず，左手で書字の基本をマスターしたい方に。
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http://www.nihonbungeisha.co.jp/books/pages/ISBN4-537-20272-6.html
（上記商品が紹介されているページです）
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版元の日本文芸社によると，「『きれいな字が書けるボールペン字練習帳』の左利き用。右ページがお手本、左ページが練習帳で、練習しやすいつくりに」という内容の，文字通り「左利き」に特化したボールペン字練習帳です。
「ボールペン字」とありますが，たいていのボールペン字練習帳は鉛筆書きの練習でも十分に使えるます。コンテンツも，まずは楷書でのひらがな書きからはじまりますので，保護者や指導者がついていれば，文字書きの初心者（児童）にも重宝することでしょう。
ちなみに・・・コンテンツを列挙しますと・・・
・文字を美しく書くために
・ひらがなの練習
・カタカナの練習
・楷書・漢字の基本点画の練習
・楷書・字形のとり方
・楷書・部首の練習
・行書・漢字のつながりの練習
・行書・部首の練習
・数字の練習
・アルファベットの練習〔ほか〕
といったものです。うまく使えば，小学校低学年から左利きの文字書きの練習で大活躍してくれることでしょう。
拙サイトではダイジェストで「左きき筆法」を紹介していますが，前回のグッズレポートで紹介しました左ききの筆記具持ち方練習グッズ 「もちかたくん 左手用」で正しい持ち方を，そして，この「左利き用ボールペン字練習帳」で少しずつ練習していけば，あとは周囲の温かい励ましとサポートでじっくりと見守ってあげることが大事ではないでしょうか。
それと，文字書きに限らず大切なことは，お手本を示すとき，本人の背中側から手取り足取りで教えると，右利きの人はどうしても右利き流で考えてしまい，ついつい右手で教えてしまうことでしょう。
「LIving Left-handed」というイギリスの本では，あくまで本人とは鏡映しになるような場所，つまり対面しながら教えてあげると，鏡を見る要領で本人が練習できるのでよいとしています。うまく進んでいかないと，ついつい手をかけたくなるかもしれませんが，まずは周囲の人たちも自分自身の筆記を一緒にチェックしながら進めていくと，案外，いろんなことを発見できるかもしれません。
とにかく，文字の構造そのものは右手書きも左手書きも一緒。でも，お手本等の配置は左手で書くときに手でかくれないようにしてあるほうがいいので，「左利き用ボールペン字練習帳」は，単純に右利き用の本を逆に配置しただけかもしれませんが，ここに紹介した次第です。
上記の３点をすべて買いそろえても１０００円台です。もはや「左利きは何でも割高」という時代は終焉を迎えました。左手で文字書きを練習する「３種の神器」，ぜひぜひ。
