カ行／海外

海外のおもしろ左利き事情

ユーモアで左ききの存在をアピールしよう！！

全くもってサイト管理人の個人的な話題ですが・・・。道具というものは使わないと使いものにならなくなりますけど、人間の脳にインプットした道具にも同じことが言えるようです。

自分にとってそれを痛感するのは・・・英語です。よほど難解な文章でなければそこそこ読めたり、ちょっとしたメールや手紙ならオーケーですが、会話は・・・人前では恥ずかしくて使えないぐらい、トークができなくなっている状態です。

そんな昨今なのですが、せめて英語には時折ふれておこうと、イギリスやアメリカのサイトをのぞいてみたりはしています。その一環として、左ききにまつわるサイトを見ていましたら・・・ありました、ありました。興味深いサイトが！　そのなかから、今回は３つご紹介します。

　

■Left Hand（デンマークにある左きき専門店のサイト）

http://www.lefthand.dk/

　トップページに「Welcome to Left Hand Scandinavia」とありますように、意外でした。デンマークに左きき専門店があるなんて。しかも、デンマーク語と英語の二カ国語表示なので助かります。
　ご覧になるとわかるのですが、カラフルな定規や、かなりアイテムが充実した革製の財布。時計もなんだかロレックスもどき？のデザインのものまであったりして・・・。
　お店の写真まで掲載されていますので、ますます興味津々です。ロンドンの専門店につづき、機会があれば行ってみたいお店の一つです。関係ない話ですが、デンマークといえば、レコードプレーヤーの音を拾う部分のカートリッジメーカー・オルトフォンもあります。これぞ右きき仕様しかない世界ですが・・・。

　

■左きき用に完全左右さかさま構造のピアノを紹介しているサイト）

http://www.lefthandedpiano.co.uk/

　以前に、イギリスで左きき用のピアノを特注製作したという話題を新聞記事でみたことがあり、その存在を知っていたのですが、その一部始終を事細かにサイトで紹介されています。テレビ番組での一コマもサイトにアクセスすれば見ることができます。左手で奏でられるメロディが右から左に流れていくさまを、動画で確認できますので、是非一度ご覧になってみてください。

　

■ロサンゼルスにある万年筆専門店（工房）のサイト

http://www.nibs.com/Left-hand%20writers.htm

　さすがに専門店です。「The Left-handed Writers Page」というページをもうけて、事細かに左ききの筆記事情を紹介しています。このところ、日本でも横書きが主流になりつつありますので、こうしたページは左手で文字を書く人にとって有益であるかもしれません。

　

■左きき仕様の携帯電話？？すごすぎる？！？！
　（残念ながら販売終了？！現在は表示無し）

http://mobilemag.com/content/100/340/C2676/

　最初にこれを目にしたとき「海外からでも取り寄せがきくのか？」なんて他愛のないことを考えてしましたが・・・やっぱりでした。イギリスでは、エイプリルフールの日に、実際には存在しない商品をシャレで広告して笑いと驚きを誘う・・・とっても楽しい企画があるのです。拙著『見えざる左手』でも、キーボードが左右非対称の「東芝ダイナブック」の広告（左きき用というウソ広告）を紹介しましたし、他にもチョコレートのパッケージを左きき用に破りやすくしてあるなどという広告もありました。
　２１世紀に入りまして・・・そうですね、やっぱり携帯電話。「Sony Ericsson LH-Z200 for Lefties from Virgin Mobile」。おっと、日本のソニーがからんでいますね。思うのですが、海外ではこうしたユーモアもアリな日本の企業。なのに国内ではどうして、こういうユーモアを発揮してくださらないのでしょうか？
　左ききが感じる苦労や不便を直接知らしめることはもちろん大事ですが、ウソの広告とはいえ、左ききの存在を気軽に知ってもらういい機会のような気がします。

というわけで、今回は海外の左きき事情ばかりご紹介しました。もし、英語を読むのがつらくて・・・という方は・・・

http://www.excite.co.jp/world/english/web/

にアクセスし、対象ページのURLを入れてください。完全ではありませんが、ある程度は日本語に翻訳してくれます。