さる2005年5月22日（日）午後2時から，ＴＢＳ系列の放送局で『奇跡のピアニスト』という番組が放映されました。登場人物は・・・2002年に開催されたコンサートのさなかに脳溢血で倒れ，右半身不随の後遺症のために右手の自由を失った，ピアニスト・舘野泉さん（６８歳）。そんな右手の自由を失った，言ってみれば後天的な「左利き」として，左手のみでピアノ演奏を続ける姿を追ったドキュメント。

かくいうサイト管理人，一瞬だけ番組予告を目にし，心の片隅で気になっていたのですが・・・まさか日曜の午後とは予想がつかず，不覚にも見のがしました。それを知ったのは，当日の夕方，新聞のテレビ欄に目をとおした時でした。とても残念に思っていました。そんなとき，奇特にも，ジャパンサウスポークラブ（ＪＳＣ／すでに解散）でさまざまな企画に尽力されていたぢゅんこさんという方が，番組のこととウェブサイトの存在についての情報をくださいました。

詳細については以下のURL・・・

http://www.tbs.co.jp/program/kisekinopianist.html

でご確認ください。

この話題をするにあたって，リストによる左手のための曲や，第一次世界大戦中に負傷により右手を切断し，舘野さんのように左手だけでピアノ演奏をしたエピソードについて触れようと思っていましたが，上記のサイトで触れられています。あわせてお読みください。

ちなみに，左手だけで演奏するために作られたピアノ曲，とある左利きの音楽家から聞いた話ですが・・・いずれも，かなりのテクニックを要求されるらしく，左利きだからといって容易に弾けるものではないそうです。とまれ，挑戦してみたい！という方は・・・

といった楽譜集が日本でも入手できるようです。

いつか，拙サイトできちんとしたオフ会を催すときには，どなたかに依頼して生演奏で耳にしてみたいと考えています。