今回は、僭越ながらも拙編著『左ききでいこう！』で掲載しました「コラム」のなかから、みなさんに身近に感じてもらえる「左手と右手の話題」を少しピックアップしてご紹介します。

●結婚指輪にこめられた意味って？
結婚指輪の起源は古代エジプト時代にさかのぼります。当時の人びとは、左手の薬指の血管が心臓に直結する静脈とつながっていると信じていました。結婚指輪を左手の薬指にはめるのは、ふたりの愛情への祈りや、魔除けの意味あいがこめらているためです。

●左ききが不便に感じるモノ・コト番外編
「そろばん」「アイロンのコード」「ブローチのピン」「公衆電話ボックス」「電動工具」「右手側に置かれてあるペン台」「レコードプレーヤーのトーンアーム」「ブラジャーのホック」「パチンコ台のレバー」「受話器のコード」「男性用のパンツ」
※左ききならどうして不便なのかがわかるはずです。右ききの人はどうしてなのか想像してみてください。

●右手は神の象徴？
聖書をはじめとする宗教の教典では「御右の手」という表現が多くありますが、神こそ右ききだったのでしょうか？　
キリスト教といえば、日本で最初に布教した人物はフランシスコ・ザビエルです。そんなザビエルの「軌跡の右腕」、「聖フランシスコ・ザビエル四百年祭」が催された１９４９年に再来日していたのです。ちなみに、「軌跡の右腕」とは遺体から切断されたものであり、今でもローマで大切に保管されています。

※これは『左ききでいこう！』で掲載を見送ったコラムです。（草案のみ紹介）

●左ききがテーマのミュージックコレクション
・「わたしの彼は左きき」（麻丘めぐみ）
・「サウスポー」（ピンクレディー）
・「終止符」（谷村信司）
・「左ききのＢＡＢＹ」（ブランキー・ジェット・シティー）
・その他，ラヴェル、プロコフィエフ...etc

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■参考文献

• 『左ききでいこう！』フェリシモ左きき友の会＆大路直哉編著，2000年